アプリ間連携機能について
アプリ間連携機能を設定すると、同じスペース内にあるアプリ同士でデータの連携が行えるようになります。例えば、「顧客管理アプリ」や「商品管理アプリ」などのマスタになるアプリが既にある場合は、アプリ間連携を行うことで、必要な情報を別のアプリに自動入力する事が可能となります。
アプリ間連携機能では「アプリ間連携」と「参照項目」の二つのレコード項目を使用して設定を行います。
この記事では、「見積作成アプリ」に「顧客管理アプリ」を連携する設定を例に各項目の説明を行っています。
1.アプリ間連携項目の詳細設定
1.項目名
項目名を変更できます。 レコード項目の作成画面のえんぴつアイコンでも設定できます。
ここではわかりやすいように項目名を「得意先」に変更しています。
2.アプリ選択
スペース内にあるアプリから連携するアプリを選択できます。
この記事では「顧客管理アプリ」と連携を行うため、顧客管理アプリを選択しています。
※アプリ選択の注意事項
ひとつのレコード内で、同じアプリを複数回連携することはできません。
例えば、既にAアプリと連携しているアプリ間連携項目が存在している場合に、別途アプリ間連携項目を作成し、Aアプリと連携することはできません。
上記を行った場合、連携自体は行われますが、いずれかひとつのアプリ間連携のみ、値が出力されます。
3.対象レコード(カスタムリスト)
連携するアプリを選択すると、連携したアプリのレコード情報を参照できます。
全てのレコード情報を選択対象にする場合は「全レコード対象」を選択してください。
この時、連携先のアプリでカスタムリストを作成していると、カスタムリストで絞り込まれたレコードだけを対象にした連携が行えます。
カスタムリストの使用方法についてはこちらをご覧ください。

4.連携先レコードへのリンク方法
アプリ間連携項目を使用すると、連携先のアプリの該当のレコードにリンクが行われます。
連携先レコードへのリンク方法は下記となります。
別ウィンドウで開く:新しいウィンドウで連携したアプリのレコード情報を表示します。
モーダルウィンドウで開く:現在開いているアプリで連携したアプリのレコード情報を表示します。
リンクしない:連携しているアプリへのリンクを行いません。
5.連携先での参照元表示
「表示する」に設定すると、連携したアプリのレコード詳細画面に、どのアプリから参照されているかが表示されます。後述の「表示設定」を行う事で表示項目を切り替えることが可能です。
6.権限グループ
「権限グループ設定」で設定した権限グループを割り当てることで、閲覧・編集・削除の権限を割り当てることができます。
関連記事:権限グループ設定について
7.連携設定の登録
項目の設定完了後に「登録」ボタンを押して設定を保存してください。
2.参照項目の詳細設定
アプリ間連携の項目を設置すると、「参照項目」の設定が行えます。
参照項目では連携先アプリに登録されているレコード項目の情報を表示する事が可能です。
1.項目名
項目名を変更できます。
ここではわかりやすいように項目名を「顧客名」に変更しています。
2.連携先アプリ
アプリ間連携で選択したアプリを選択できます。
また、複数アプリと連携している場合は、いずれかのひとつを選択できます。
3.参照項目
連携先アプリで指定したアプリのレコード項目を選択できます。
表示形式や検索の設定は参照元のレコード項目に依存し、変更を保存後に適用されます。
今回の例では、商品単価と商品コードの情報を選択しています。
※参照項目は変更を保存ボタンを押すと変更できなくなります。
4.権限グループ
項目に権限グループを割り当てると、項目ごとに閲覧・編集・削除の権限を割り当てる事ができます。
関連記事:権限グループ設定について
3.レコード情報の選択
アプリ間連携を設定すると、連携先アプリに登録されているレコードを選択できます。
プルダウンからレコード情報を選択し、レコード登録を行うと、設定されている参照項目の情報が自動的に登録されます。
4.連携先での参照元表示について
「1.アプリ間連携項目の詳細設定 − 5.連携先での参照元表示」を設定している場合に表示されます。
連携先にはアプリ名と連携されているレコード情報を表示できます。
また、参照元表示の右上にある歯車(下図①)から表示設定が行え、設定を変更することで、表示の切替や②に表示されているレコードのリンク方法などを変更できます。
下の図では、顧客管理アプリのデータを使用している見積もり作成アプリの情報が表示されています。
■1.表示件数
1枠に表示する表示件数を指定できます。
■2.並び順
指定した項目を基準として、ソートが行われます。
■3.表示項目
標準項目を含めた項目の表示設定が行えます。
■4.合計行の表示
最終行に数値や計算式の合計値を表示できます。
■5.該当レコードへのリンク方法
連携されているレコード情報へのリンク方法を設定できます。
■6.表示設定の保存
表示設定を適用するには「登録」ボタンを押して設定を保存してください。