レコード項目「参照項目」における、2種類のデータの参照方法について説明します。
参照項目の設定の前に
参照項目はレコード項目「アプリ間連携」を登録した後に使用できるレコード項目です。アプリ間連携項目の設定がまだ完了していない方は、こちらを参考に設定してください。
参照項目の基本設定は「同期参照」・「都度参照」の2つの参照方法のうち、どちらを選択するかで設定項目に違いが生じるため、それぞれ解説します。
2つの参照方法の特徴は以下の通りです。
- 同期参照
アプリ間連携で設定したアプリから、変動することのない情報や、常に最新の情報を取得したいときに適した参照方法です。 - 都度参照
アプリ間連携で設定したアプリから取得してきた情報に変更を加えたいときや、最新の情報を取得するタイミングをご自身で選択したいときに適した参照方法です。
また、当記事で登場する語句は以下の意味で使用されます。
同期参照の基本設定
1.項目名
項目名を変更できます。
2.参照方法
「同期参照」のラジオボタンを選択します。
3.連携先アプリ
どのBアプリから情報を取得するかを選択してください。
4.参照項目
3.連携先アプリで選択したBアプリの、どのレコード項目の情報を取得するかを設定します。
5.レコード登録画面での表示方法
レコード登録画面で、4.参照項目で設定したBアプリのレコード項目の情報を表示させるかを設定します。以下は、この設定を「表示」にしたときの挙動になります。
6.権限グループ
レコード項目ごとに閲覧・編集・削除の権限を割り当てることができます。
都度参照の基本設定
1.項目名
項目名を変更できます。
2.参照方法
ここでは「都度参照」のラジオボタンを選択します。
3.連携先アプリ
どのBアプリから情報を取得するかを選択してください。
4.参照項目
3.連携先アプリで選択したBアプリの、どのレコード項目の情報を取得するかを設定します。
なお、以下に列挙したレコード項目については都度参照で情報を取得することができない設定になっています。
- ファイル
- 郵便番号
- 都道府県
- パスワード
- 計算式項目(分類型)
- 分類項目パーツ
- 外部連携項目パーツ
5.権限グループ
レコード項目ごとに閲覧・編集・削除の権限を割り当てることができます。
都度参照でBアプリからデータをコピーするタイミングについて
1.レコード登録時
以下は、アプリ間連携項目、参照項目(都度参照)を設定した際の、レコード登録画面での挙動になります。Bアプリの任意のレコードを選択したタイミングで、各参照項目に情報が反映されていることが確認できます。
また、同期参照とは違い、レコード登録を完了する前に、取得してきた情報に変更を加えることができます。
2.レコード修正時
以下の画像は、同じくアプリ間連携項目、参照項目(都度参照)を設定した際の、レコード修正画面になります。
画像赤矢印で示すように、各参照項目の横に歯車アイコンが設置されています。
このアイコンを選択しない限り、Bアプリのレコードの情報が更新されたとしても、Aアプリの各参照項目の情報は更新されない仕様になっております。
高度な設定
高度な設定は、同期参照と都度参照で共通の設定項目です。
1.項目キー
項目キーはレコード項目毎に異なる固有の名称で、半角英数のみ入力が行えます 。「帳票機能」などで使用します。アプリ内で同じ項目キーは設定できません。
※項目キーは、一度確定すると後から変更することができません。
2.特殊設定
特殊設定用のJSONデータを登録することができます。