1.基本設定
計算式項目は、値を自動的に算出して保存出来るレコード項目です。他の項目に登録されている値を利用して計算したり、条件を指定して計算式を分岐させることも出来ます。
使用可能な関数については下記をご覧ください。
関連記事:サスケWorksで使える関数の一覧
1.項目名
項目名を変更できます。
2.計算式
※計算式は、「変更を保存する」をクリックし、項目の作成が確定した後に登録可能となります。
[項目名]や後述する[項目キー]などのレコード項目を指定する事で計算が行えます。
「 + - * / 」などの加減乗除の記号を使用した四則演算や、[SUM関数]や[AVG関数]を利用してサブレコードの合計値や平均値を計算することができます。
また、[IF関数]や[IFS関数]、[AND関数]や[OR関数]を使用した条件式の作成や、[CONCAT関数]による文字列の結合なども行う事が可能です。
下記の例では${項目名}を使用した計算式を記載しています。
計算式の基本的な使用方法
▼単価を税込にする場合
${単価の項目名} * 1.1
▼単価×数量の計算をする場合
${単価の項目名} * ${数量の項目名}
▼日付の差分を計算する場合
${日付1} - ${日付2}
▼特定の日付から20日後の日付を計算する場合
※計算結果の型を日付にしてください。
※${数値} ± ${日付} の順に計算式を記述すると、構文エラーになります。
${日付} + 20
▼勤務時間を計算する場合
※計算結果の型を時刻にしてください。
※${数値} ± ${時刻} の順に計算式を記述すると、構文エラーになります。
${残業時間} + 8:00
▼時刻の差分を計算する場合
※計算結果の型を時刻にしてください。
${時刻1} - ${時刻2}
▼特定の時刻から20分後の時刻を計算する場合
※計算結果の型を時刻にしてください。
※加減する数値の単位は(分)です。
※${数値} ± ${時刻} の順に計算式を記述すると、構文エラーになります。
${時刻} + 20
▼サブレコード内での項目の計算方法
※同じサブレコードに計算できる項目がある場合に計算できます。
${サブレコード名.項目名} + ${サブレコード名.項目名}
▼連続した四則演算を行う方法
※日付、時刻、数値での計算で連続した四則演算を行う場合は、カッコ()で括る必要があります。
${時刻1} + ( ${時刻2} - (${数値} * 10) )
・「時刻1」のレコード項目が「12:30」
・「時刻2」のレコード項目が「05:20」
・「数値」のレコード項目が「20」
の場合、${時刻2} - (${数値} * 10) = 05:20 - 200(分) = 02:00 が先に計算されて
12:30 + 02:00 = 14:30 となります
計算式の発展的な使用方法
▼メインレコードの計算式項目内で、特定の順番のサブレコードの値を使用する
※本機能を使用する上で、サブレコードの「並び順」設定が非常に重要になります。
${サブレコード名.項目名}[インデックス]
【具体例】
【具体的な使用場面】
サブレコードの「並び順」設定が「登録順(最新が上)」になっている場合、
${サブレコード名.項目名}[0]
上記計算式で、常に最新のサブレコードの値をメインレコードに表示出来ます。
これにより、「レコード一覧画面」や「ダッシュボード」に最新のサブレコードの値を表示することが可能になります。
3.計算結果の型
「計算結果の型」は、出力する値に合うように、指定する必要があります。
例えば、計算式で値に文字を扱う場合は、計算結果の型を「文字列型」にする必要があります。
計算が行われる数値の範囲は以下になります。
整数型(小):-128 ~ 127
整数型(中):-2,147,483,648 ~ 2,147,483,647
整数型(大):19桁の整数値
小数点型:小数点型を選択した場合、後述の「桁数」を指定する事で任意の桁数を設定できます。
日付型:計算結果を日付として扱います。
時刻型:計算結果を時刻として扱います。
文字列型:計算結果を最大255文字までの文字列として扱います。
分類型:計算結果をラジオボタンやプルダウンなどと同じ分類が可能な型として扱います。
4.計算式の構文チェック
構文チェックを行うと計算式に問題がある場合はエラーになり、エラー内容が表示されます。
5.桁数
計算結果の型に小数点型を指定した場合に設定が行えます。
整数部分の桁数と、小数点以下の桁数設定が行え、未設定の場合は整数部分の桁数が10桁、小数点以下の桁数が0になります。
例:3,2と設定した場合は「123.45」のように表示されます。
※計算結果が1,000以上にる場合は、整数部が3桁までのため、999.99が登録されます。
6.前後の文字
入力フォームの前後に、任意で文字を表示させます。
7.合計行の計算方法
レコード情報の合計値や平均値の表示が可能になります。
平均値で計算を行った場合は小数点第二位まで表示されます。
「計算しない」を選択した場合、合計行への表示は行われません。
※合計行の計算方法は「合計行の表示」を設定している場合に有効になります。
8.権限グループ
権限グループ設定を行うことで、権限グループ設定が適用されている
「レコード情報」や「レコード項目」の「閲覧・編集・削除」の操作権限を設定することが可能です。
例:権限を割り当てたいグループの選択
関連記事:権限グループ設定について
2.検索設定
検索設定はアプリ内のキーワードや絞り込みの検索方法を選択できます。
チェックボックス項目で設定を行える検索設定は下記になります。
1.計算結果の型が整数型の場合の検索設定
※上記の設定は計算結果の型が「整数型」の場合にのみ適用されます。
検索設定
指定した範囲と完全一致のどちらかを指定できます。
範囲指定:a~bといった数値の範囲で検索を行えます。
完全一致:入力された数値と一致するデータの検索を行えます。
●レコード一覧画面
2.計算結果の型が小数点型の場合の検索設定
※上記の設定は計算結果の型が「小数点型」の場合にのみ適用されます。
検索設定
指定した範囲と完全一致のどちらかを指定できます。
範囲指定:a~bといった数値の範囲で検索を行えます。
完全一致:入力された数値と一致するデータの検索を行えます。
●レコード一覧画面
3.計算結果の型が日付型の場合の検索設定
※上記の設定は計算結果の型が「日付型」の場合にのみ適用されます。
日数の検索経過日数や、残り日数での検索が可能になります。
経過日数:計算結果の日付から経過した日数の検索が行えます。
残り日数:登録されているデータまでの日数の検索が行えます。
●レコード一覧画面
月の検索
登録されているデータの「月」を検索できます。
●レコード一覧画面
カレンダーで検索カレンダーで検索の設定を行うと、カレンダーで選択した特定の日付や選択した範囲内での検索が可能になります。
特定の日付を検索:の場合は特定の日付を指定できます。
範囲を指定して検索:の場合は任意の日付の範囲を指定できます。
行わない:カレンダーでの検索を行いません。
●レコード一覧画面
4.計算結果の型が文字列型の場合の検索設定
※上記の設定は計算結果の型が「文字列型」の場合にのみ適用されます。
●レコード一覧画面
キーワード検索
キーワード検索の対象に設定すると、アプリ内にあるキーワード検索のプルダウンで 検索が行える項目として表示できます。
マッチング方法
キーワード検索の際の一致条件を設定できます。
部分一致:キーワードが含まれている全ての情報を検索します。
完全一致:キーワードと登録内容が完全に一致している情報を検索します。
前方一致:キーワードから始まる情報を検索します。
後方一致:キーワードで終る情報を検索します。
検索時備考
絞り込み検索時の入力フォームの下部に注意事項等を表示させることができます。
5.計算結果の型が分類型の場合の検索設定
※上記の設定は計算結果の型が「分類型」の場合にのみ適用されます。
検索設定
検索方法では検索する際の選択方法を指定できます。
検索方法の表示例は下記になります。
チェックボックス(複数選択)
検索方法にチェックボックスを選択した場合は、複数の項目を選択できます。
選択した項目を含める情報の検索が行えます。
ラジオボタン(ひとつだけ選択)
検索方法にラジオボタンを選択した場合は、項目の内ひとつを選択できます。
セレクトボックス(リスト型)
検索方法にセレクトボックスを選択した場合は、リストからひとつを選択できます。
複数選択セレクトボックス(複数選択リスト)
検索方法に複数選択セレクトボックスを選択した場合は、リストから複数の項目を選択できます。
除外検索
除外検索は指定した内容を除いて検索する際に使用できます。
下記の場合だと、項目A以外の情報の検索を行います。
3.高度な設定
1.項目キー
項目キーはレコード項目毎に異なる固有の名称で、半角英数のみ入力が行えます 「帳票機能」や計算式などで使用します。アプリ内で同じ項目キーは設定できません。
※項目キーは、一度確定すると後から変更することができません。
2.特殊設定
準備中となっております。