ここでは、株式会社インターパークが提供しているIP電話サービスのSUBLINEをサスケWorksと連携して利用する方法をご説明します。
SUBLINEとは
SUBLINEは、株式会社インターパークが提供しているIP電話サービスです。
お手持ちのスマートフォンにSUBLINEアプリをインストールするだけで、050から始まる電話番号を持つことができるため、仕事で使う電話番号と、個人の電話番号を一台のスマホで使い分けできます。また、仕事用の電話料金は会社側で一括精算処理が容易なため、経費精算の手間が掛かりません。
※SUBLINE連携のご利用には、「SUBLINE ビズプラン」への利用申込みが別途必要です。
→詳しくはこちらよりお問い合わせください。
SUBLINE連携でどんなことが出来るようになるか
下記の連携機能を使用可能になります。
①発信連携
サスケWorksにレコード登録した電話番号に対して、ボタン一つでSUBLINEアプリから発信を行えるようになります。
②通話履歴連携
SUBLINEアプリの発着信履歴を、サスケWorksのサブレコードに登録できるようになります。これにより、顧客情報と対応履歴を一元管理可能になります。
設定方法
アプリの新規作成から順を追って設定方法を紹介致します。
①アプリの新規作成
- ホーム画面の「アプリの新規作成」ボタンから新規作成を開始します。
- 通話履歴連携を使用する場合のみ、サブレコード機能を有効にします。
- 「新規登録」をクリックします。
②メインレコードに「電話番号」項目を登録する
- メインレコードに「電話番号」項目を登録します。項目名や項目内の各種設定は自由に変更可能です。また、「電話番号」項目は複数登録可能です。
③通話履歴を登録するサブレコードの作成(通話履歴連携を使用する場合のみ)
- 任意の名称でサブレコードを登録します。
以下、使用可能なサブレコード項目を紹介します。全て必須ではなく、必要な項目のみ追加するだけでも構いません。
【通話日時】
- 「日付」項目をドラッグ&ドロップします。
- 項目名を「通話日時」に変更します。
- 入力パターンを「年-月-日 時:分」に変更します。
- 変更内容を登録します。
【対応者】
- 「ユーザー選択」項目をドラッグ&ドロップします。
- 項目名を「対応者」に変更します。
- 変更内容を登録します。
【履歴種別】
- 「ラジオボタン」項目をドラッグ&ドロップします。
- 項目名を「履歴種別」に変更します。
- 項目選択タブを選択します。
- 2つの選択項目を用意します。
1つ目は、表示名を「着信」、コード値を「inbound」にします。
2つ目は、表示名を「発信」、コード値を「outbound」にします。 - 変更内容を登録します。
【発信元電話番号・着信先電話番号】
- 「電話番号」項目を2つドラッグ&ドロップします。
- 1つは、項目名を「発信元電話番号」に変更します。
もう1つは、項目名を「着信先電話番号」に変更します。 - 変更内容を登録します。
【通話時間】
- 「時刻」項目をドラッグ&ドロップします。
- 項目名を「通話時間」に変更します。
- 変更内容を登録します。
【録音データ】
- 「ファイル」項目をドラッグ&ドロップします。
- 項目名を「録音データ」に変更します。
- ファイルタイプを「音声」に変更します。
- 変更内容を登録します。
必要な項目を登録し終えたら、「変更を反映する」をクリックします。
④SUBLINE Bizで認証情報を作成する
サスケWorksアプリとSUBLINEを連携するための設定を行います。
まずは、SUBLINE Bizに管理者権限を持つアカウントでログインします。
- サイドメニューから「API設定」を選択します。
- APIアクセストークン未作成の場合は、「新規作成」をクリックします。
また、1つのトークンを複数のWorksアプリで使い回すことは出来ません。複数のWorksアプリでSUBLINE連携を行う場合は、同じ数だけのアクセストークンを用意しましょう。
- 識別しやすい名称を設定します。
- トークンを登録します。
下記の認証情報はWorksアプリでSUBLINE連携するのに使用するので、コピーしておきます。
- APIキー
- アクセストークン
⑤SUBLINE連携の認証情報を設定
サスケWorksの画面にて、SUBLINE Bizのスペースとの連携設定を行います。
- サイドメニューから「外部サービス連携」を選択します。
- SUBLINE連携の「設定する」を選択します。
- 契約中のSUBLINE BizのスペースIDを入力します。
- 先ほどSUBLINE画面で作成した「APIキー」を入力します。
- 先ほどSUBLINE画面で作成した「アクセストークン」を入力します。
- 「認証」ボタンをクリックします。
以降は、使用したいSUBLINE連携機能の設定を行います。
⑥発信連携の設定
まずは、「利用中のSUBLINEアカウント」と「プッシュ通知を受け取る端末」を連携する設定を行います。1つのSUBLINEアカウントに紐づけられる端末は1つのみです。
使用したい端末で、SUBLINEアプリを開きます。
- 「設定」タブを選択します。
- 「外部連携の設定」を選択します。
- 「この端末を外部からの発信連携に使用する」をONにします。
- 端末識別番号が表示されていることを確認します。表示されていれば問題ありません。
SUBLINEアカウントと端末の連携が完了したら、サスケWorksの設定画面に戻ります。
- SUBLINEアプリから発信を行いたい電話番号項目を選択します。
- Worksのアカウントと、発信を行いたいSUBLINEアカウント(電話番号)の関連付けを行います。
- 設定内容を登録します。
上記連携設定で選択したWorksアカウントで、レコード詳細画面の電話番号を見てみると、SUBLINEアイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると、連携したスマホ端末にプッシュ通知を飛ばすことが出来ます。
⑦通話履歴連携の設定
SUBLINEの通話履歴をWorksアプリに登録する設定を行います。
- 「利用する」を選択します。
- SUBLINEから取得したい発着信履歴が登録される電話番号項目を選択します。
- SUBLINEから取得したい発着信履歴の種別を選択します。
- 複数のメインレコードに同一の電話番号が登録されていた場合、どのレコードに発着信履歴を登録するか選択します。
①最新のレコードにのみ履歴を登録します
②全ての対象レコードに履歴を登録します
③重複がある場合、履歴は登録しません - SUBLINEアカウントとWorksアカウントの紐付けを行います。
- 履歴を登録するサブレコードを選択します。
履歴の取得に成功すると、初回のみ一括登録設定を行うことで、次回からの履歴登録を自動化することができます。
- 「レコード登録」を選択します。
- 「SUBLINE連携」を選択します。
- 「登録開始」を選択します。
- 「項目合わせへ」を選択します。
- 「最終確認」を選択します。
- 「登録実行」を選択します。
発着信履歴は下記のように登録されます。
具体的な使用例 〜音声データの文字起こし機能〜
こちらは、音声データの文字起こし機能を利用した方法です。通話履歴連携によってサブレコードに保存した音声データを文字起こし・要約することで、顧客対応の履歴を残す業務を自動化できます。