帳票機能の概要
帳票の管理メニューの開き方と操作の流れ
アプリ画面の右上に表示されている「アプリの設定」を押すと設定メニューが開きます。
※アプリの設定メニューはアプリ管理の権限を持ったユーザーのみ設定が行えます。
帳票の管理
帳票の管理では帳票出力に使用される「差し込みキーの一覧」の確認や「新規帳票登録」が行えます。
また、設定によっては出力履歴を残すことなども可能です。
①差し込みキーの一覧
差し込みキーの一覧では、帳票出力に利用可能なレコード項目の差し込みキーの一覧が確認できます。
帳票登録を行うエクセルファイルに任意の「差し込みキー」を入力することで、登録されているレコードの出力が可能になります。
②新規帳票登録
1-1.状態
使用・未使用を切り替えられます。
1-2.帳票名
出力する帳票の名称や、メニューに表示される帳票の名前になります。
1-3.テンプレートファイルの形式
現在、下記の拡張子のファイルを登録できます。
・xlsx
・html
※xlsファイルなどの旧Excelフォーマットは使用できません。
1-4.テンプレートファイル
差し込みキーの入力を行ったエクセルファイルの登録が行えます。
1-5.出力ファイル名
出力ファイル名を設定することができます。
帳票名(+連番)とレコードのタイトル、レコードIDから選べます。
1.帳票名の場合は上記で設定した、帳票名と連番で出力されます。
2.レコードのタイトルの場合は、レコード一覧のタイトルで出力されます。
3.レコードIDはレコード情報に登録されているレコードIDで出力されます。
1-6.帳票出力履歴の保存
帳票の管理内の「出力履歴」に下記の情報が記録されます。
1.出力日時
2.出力したアカウント
3.出力したファイル
4.IPアドレス
1-7.共有設定
登録した帳票の共有が行えます。
共有しない場合は帳票登録者だけが登録帳票を使用できます。
全体共有はスペース全てのユーザーが登録帳票を使用できます。
権限グループで設定した場合は、サスケ側で予め設定されている権限グループのユーザーが使用できます。
差し込み後のエクセル帳票の例
下記の帳票は「差し込みキー(名称)」を利用して作成を行った、エクセル帳票の差し込み設定例です。
※例では差し込みキー(名称)を利用していますが、「差し込みキー(項目キー)」での設定も可能です。
差し込み後のHTML帳票の例
HTML帳票の場合は下記のようになります。
スタイリングのデータは、
- 帳票テンプレートのstyleタグ内に記載しておく
- CSSファイルを配信するサーバーやCDNを立て、linkタグ内に該当のURLを記載する
といった方法で反映可能です。
登録した帳票の出力
登録した帳票の出力は、レコード一覧画面 or レコード詳細の操作メニューの帳票出力から行えます。
出力されるファイルは1-5.出力ファイル名で設定した名称になります。
レコード一覧からの帳票出力箇所
レコード詳細からの帳票出力箇所
サブレコードの差し込み記入例
サブレコードの場合は、該当のレコードに登録されているサブレコード情報の出力が行えます。
サブレコードの出力方法は「個別出力」と「全件出力」の2種類があります。
■個別出力の場合
個別出力の場合はサブレコードの「差し込みキー」に出力するサブレコードの番号を記載します。
サスケWorksでは [0] から始まる番号を指定する事で、該当のレコードに登録されている任意のサブレコードを個別に出力する事が可能です。
1.実際の登録データ
上記のようなサブレコードが登録されている場合、サブレコードのデータ番号は下図のようになります。
データ番号は上から数えた並び順となっているので、一番上のサブレコードが [0]、上から二番目のサブレコードが [1] 、続いて [2]... [3]...といった形になります。
2.エクセル帳票の差し込み例
上のデータ番号をもとに差し込みキーをエクセルに入力した例が下記となります。
例では一番目のサブレコードを指定しています。
3.HTML帳票の差し込み例
HTML帳票の場合は下記のようになります。
4.出力結果
指定された番号のデータが出力されます。
■全件出力の場合
サスケWorksではサブレコードに登録されているデータを全て出力する際に「サブレコード名:BEGIN」や「サブレコード名:END」といったキーワードを使用します。
・全件出力の開始・・・${サブレコード名:BEGIN}
・全件出力の終了・・・${サブレコード名:END}
全件出力は3行のセルを使用し、下記の手順で指定したサブレコードの全件出力を行う事が可能です。
・サブレコードの出力を開始する行に ${サブレコード名:BEGIN} を入力。
・2行目に出力を行う「サブレコードの差し込みキー」を入力。
・3行目に出力を終了させる ${サブレコード名:END} を入力。
差し込みキーの記入例
出力例
全件出力の注意点
1.「サブレコードの差し込みキー」は同じ行であれば横方向に複数配置する事が可能です。
2.同じサブレコードを参照している場合、「サブレコード名:BEGIN」と「サブレコード名:END」は1セットの入力で問題ありません。
3.同じサブレコードの全件出力を複数設定する事はできません。
差し込みが行えない記入例と操作上の注意
下記の記入例のケースでは、正常に出力結果が得られません。
1つのセルにBEGIN~ENDを入力した場合
${サブレコード:BEGIN} ${サブレコード.日付} ${サブレコード:END} |
${サブレコード.一行テキスト} | ${サブレコード.数値} |
${サブレコード.一行テキスト} | ${サブレコード.数値} | |
${サブレコード.一行テキスト} | ${サブレコード.数値} |
全件出力の隣にレコード項目を入力した場合
全件出力のキーワードを入力した行は、全件出力専用の行となり、他の差し込みキーや異なるサブレコードの全件出力を隣接したセルに入力すると、入力した差し込みキーが消えてしまうため、期待通りの出力が行えなくなる恐れがあります。
× ${レコードID} | ${サブレコード:BEGIN} | |
× ${タイトル} | ${サブレコード.日付} | ${サブレコード.氏名} |
× ${件名} | ${サブレコード:END} |
${サブレコード:BEGIN} | × ${サブレコード2:BEGIN} | ||||
${サブレコード.日付} | ${サブレコード.氏名} | ${サブレコード.数値} | × ${サブレコード2.日付} | × ${サブレコード2.数値} | × ${サブレコード.計算式} |
${サブレコード:END} | × ${サブレコード2:END} |
縦方向にサブレコードの差し込みキーを連ねた場合
${サブレコード:BEGIN} | ||
${サブレコード.日付} | ${サブレコード.郵便番号} | ${サブレコード.一行テキスト} |
${サブレコード.氏名} | ${サブレコード.電話番号} | ${サブレコード.メールアドレス} |
${サブレコード:END} |
横方向にサブレコードのBEGIN~ENDを入力した場合
${サブレコード:BEGIN} | ${サブレコード.日付} | ${サブレコード:END} |
行のセル結合を行っている場合
${サブレコード:BEGIN} | |
${サブレコード.摘要} | ${サブレコード.単価} |
${サブレコード:END} | |