概要
ワークフロー機能で行える承認機能の情報を、帳票作成機能で出力できるようにするためのキーが追加されました。この機能を使用することで、出力先の帳票に申請日や承認結果などの承認申請情報を簡単に記載することができます。
関連記事 : 承認機能(ワークフロー)の使い方、帳票機能の使い方
下準備
承認申請情報を含めた帳票出力を行うためには基本情報画面右側の機能欄、もしくは基本情報の修正画面の下部にある機能の選択より、ワークフロー機能と帳票作成機能を有効にする必要があります。
※下記画像参照
帳票出力の準備
①承認申請情報の差し込みキーの一覧
アプリ管理画面のオプション機能>帳票の管理>差し込みキーの一覧から、帳票出力に利用可能なレコード項目の差し込みキーを確認できます。また、画面右上のプルダウンメニューから「承認申請情報」を選択し、切り替えボタンをクリックすることで、承認申請情報の差し込みキーの一覧も閲覧できます。
②各差し込みキーの解説
1.基本情報
1-1.申請日時
申請を承認者に送った日時を「yyyy/mm/dd hh:mm」の形式で帳票に含めることができます。
1-2.確定日
承認(拒否)が確定した日時を「yyyy/mm/dd hh:mm」の形式で帳票に含めることができます。
※差戻しの場合や確定していない場合、当該差し込みキー部分が空欄になります。
1-3.承認結果
承認申請の結果を帳票に含めることができます。承認された場合は「承認」、却下された場合は「却下」、差戻しされた場合は「差戻し」と帳票に記載されます。
※帳票出力時に承認待ち(承認者が未処理)の場合、承認処理中となります。
1-4.期限日
承認申請時に期限日に入力した値を「yyyy-mm-dd」の形式で帳票に含めることができます。
※期限日に入力した値の形式が正しく無い場合、当該差し込みキー部分が0000-00-0000になります。
※入力可能な値の形式は「yyyy/mm/dd」と「yyyy-mm-dd」です。
1-5.依頼メッセージ
承認申請時に依頼メッセージとして入力した値を帳票に含めることができます。
1-6.現在の作業者
現在の作業者(帳票出力時に承認申請を送られている承認者)を帳票に含めることができます。
2.申請者情報
2-1.申請者名
申請者の名前を帳票に含めることができます。
2-2.申請者印
申請者の苗字を基に印鑑を自動生成し、帳票に含めることができます。
※印鑑自動生成機能についての詳しい情報は下記に記載しています。
2-3.申請者 部門名
2-4.申請者 組織階層
2-5.申請者 役職
申請者の部門名・組織階層・役職をそれぞれ帳票に含めることができます。
※部門名・組織階層・役職はアカウント情報が参照されます。(下記画像参照)
3.承認者情報
承認者情報については、同時に複数人の変換キーを使用することが可能です。各[ ]内に記載されている数値("${承認申請.承認日時}[1]"の時は1が該当)を変更することで各数値に対応した承認者の情報を帳票に含めることができます。
※承認者数を超える数値を使用した差し込みキー部分は空欄となります。
3-1.承認者名
承認者の名前を帳票に含めることができます。
3-2.承認印
承認者の苗字を基に印鑑を自動生成し、帳票に含めることができます。
※印鑑自動生成機能についての詳しい情報は下記に記載しています。
3-3.承認日時
承認者別に承認(拒否)が確定した日時を「yyyy/mm/dd hh:mm」の形式で帳票に含めることができます。
※差戻しの場合や確定していない場合、当該差し込みキー部分が空欄になります。
3-4.承認可否
承認者別に承認申請の結果を帳票に含めることができます。承認された場合は「承認」、却下された場合は「却下」、差戻しされた場合は「差戻し」と帳票に記載されます。
※帳票出力時に承認待ち(承認者が未処理)の場合、当該差し込みキー部分に未処理と表示されます。
3-5.承認者 部門名
3-6.承認者 組織階層
3-7.承認者 役職
承認者の部門名・組織階層・役職をそれぞれ帳票に含めることができます。
※部門名・組織階層・役職はアカウント情報が参照されます。(下記画像参照)
承認申請情報差し込み後のエクセル帳票の例
下記の帳票は「差し込みキー」を利用して作成を行った、エクセル帳票の差し込み設定例です。
※下記帳票の例では、差し込みキーが見やすいようにセルの幅を調整しています。
登録した帳票の出力
承認申請情報を含んだ帳票出力は、従来の帳票出力と同様の手順で行えます。
※承認機能(ワークフロー)が使用されていないレコードの帳票出力を行った際、承認申請情報に関する差し込みキー部分は空欄となります。
関連記事 : 帳票機能の使い方
■帳票出力の例
上記のエクセル帳票例を使用して、下記のレコード情報を出力したものを出力例として示します。
帳票出力元のレコード情報
出力例
印鑑自動生成機能について
印鑑自動生成機能は、通常の差し込みキーと同様にキーを設定するだけで自動的に申請印や承認印を帳票に含めることができる機能です。(下記画像参照)
承認申請情報の差し込みキーに含まれる申請者印と承認者印は、承認や申請を行った際のアカウント情報を参照して印鑑を自動生成しています。そのため、承認後や申請後にアカウント情報を修正に行った場合でも、帳票出力時の印鑑や氏名にはその修正が反映されません。
帳票出力時の印鑑のサイズは差し込みキーを設定したセルの横幅に依存します。(下記画像参照)
横幅5(高さ36)
横幅10(高さ36)